大腸ポリープとは

大腸ポリープは、大きく分けて腫瘍性と非腫瘍性に分けることができます。非腫瘍性は良性といえますが、腫瘍性は良性のものと悪性のものに分けられます。この腫瘍性で悪性のものを「がん」といいます。「がん」は一部のものを除いて良性の腫瘍性ポリープが変わっていくといわれています。「大腸がん」は食生活の欧米化、食品添加物の普及で増えてきております。
また、日本人の40歳以上の約半数の方は良性の腫瘍性ポリープをもっていると言われています。40歳以上で一度も受けたことがない方は、是非とも早期発見、早期予防のために内視鏡検査を受けましょう。

大腸ポリープとは

大腸ポリープが見つかった場合

  • 切除した方が良さそうなポリープが見つかった場合に、事前のご了解がある場合にはその場で切除することもあります。
  • 切除面が広い、切除後出血の可能性が高いポリープや、血液をサラサラにする薬を中止することが困難な方は、入院・治療が可能な医療機関を紹介いたします。改めて後日の切除をお勧めしています。
  • ポリープ切除を希望される方は、検査後1週間程度の飲酒、運動、旅行・出張の予定を控えてください。

大腸ポリープ切除術の方法

ポリープの根元にスネアという金属製の輪をかけて,高周波電流を流して茎を焼き切ります。

スネアをかける

スネアをかける

高周波電流を通電

高周波電流を通電

ポリープを回収

ポリープを回収
ポリープの丈が低い場合

丈の低いポリープでは、粘膜の下に生理食塩水を注入してポリープを浮きあがらせてから、スネアをかけます。

ポリープの丈が低い場合

ポリープ切除の合併症について

出血

ポリープを切除した後に1番多い合併症は、切除した傷口からの出血です。数百例に1例程度の割合で発生しています。この様な切除した後の出血は、名だたる名医といわれる医者でも可能性をゼロにすることはできません。
出血は、切除後2~3日以内が多く、約1週間程度は注意が必要です。少量の血液が便に交じる程度なら、安静に過ごすことで自然に出血は止まる場合が多いのですが、便がほとんど血液であるような大量出血の場合には、大腸カメラを再度挿入して止血術・入院が必要になります。

出血

穿孔(腸の壁に穴が開くこと)

大腸の壁は非常に薄く、通電時や深く切除した際に腸の壁に穴が開いてしまうことがあります。大腸穿孔は緊急に開腹手術を行う必要のある合併症で、数千例に1例という稀な割合で発生しています。突然の強い腹痛を契機に発覚することが多いです。

穿孔(腸の壁に穴が開くこと)