高血圧症

診察室血圧値で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上の状態のことを高血圧症といいます。高血圧状態を長期間放置すると動脈硬化を招き、脳卒中などの脳血管疾患や心筋梗塞や狭心症などの心臓病、腎臓病など、多くの病気をおこしやすくなります。

高血圧症

血圧を上げる原因

食塩のとりすぎ、肥満、飲酒、喫煙、ストレス など

日常生活の注意点

  • 塩分を控えましょう。(1日あたり6g未満の塩分)
  • 野菜や果物、魚(魚油)を積極的にとりましょう。(腎臓の悪い方は野菜や果物について制限があることがあります)
  • 適度な体重になるようダイエットをしましょう。(BMI=体重Kg÷[身長m]2=19~25を目指しましょう)
  • 有酸素運動を定期的に行いましょう。(毎日30分以上)
  • 節酒、禁煙を心がけましょう。

高脂血症

高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド(中性脂肪)血症といった脂質異常を高脂血症といいます。

高脂血症
LDLコレステロール

高い状態は動脈硬化が進みます。

HDLコレステロール

血管の壁にたまった余分なコレステロールを取り出し動脈硬化が進みにくくします。

トリグリセライド(中性脂肪)

高い状態は心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などを発症する危険性が高くなります。

日常生活の注意点

  • 適正体重を維持しましょう。(標準体重Kg=身長m×身長m×22)
  • 栄養のバランスを考えて三度三度規則正しく食べましょう。(主食、主菜、副菜)
  • 脂肪の質と量に注意しましょう。
  • 食物繊維を十分取りましょう。
  • 節酒、禁煙を心がけましょう。
  • 塩分を控えましょう。(1日あたり6g未満の塩分)
  • 有酸素運動を定期的に行いましょう。(毎日30分以上)

糖尿病

糖尿病とは、血糖を下げるインスリンがうまく働かなくなり、血糖が高くなる病気です。糖尿病は糖尿病合併症(網膜症、腎症、神経障害)や動脈硬化(脳梗塞、心筋梗塞、足壊疽)などを発症・進行するため適切な治療が必要です。

糖尿病

診断基準

  • 早朝空腹時血糖値126mg/dl以上
  • 75gブドウ糖負荷試験で2時間値200mg/dl以上
  • 随時血糖値200mg/dl以上
  • HbA1c 6.5以上

日常生活の注意点

  • 適切なエネルギー量の食事をとりましょう。
    ※エネルギー摂取量(kcal)=身体活動量(25~35kcal/kg)×標準体重Kg
    ※標準体重Kg=身長m×身長m×22
  • 栄養のバランスを考えて三度規則正しく食べましょう。(1日1回や2回のまとめ食いは悪化を招きます)
  • 節酒、禁煙を心がけましょう。
  • 有酸素運動を定期的に行いましょう。(毎日30分以上)

ピロリ菌感染症(ヘリコバクターピロリ菌)

ピロリ菌は胃がん、胃・十二指腸潰瘍の原因といわれています。ピロリ菌をやっつけられると、胃がんの予防効果、胃・十二指腸潰瘍の再発にも効果があります。ただし、ピロリ菌をやっつけた後であっても胃がんのリスクは残りますので、定期的に胃カメラを受けてください。

ピロリ菌感染症(ヘリコバクターピロリ菌)

内視鏡で胃・十二指腸潰瘍、胃がんと診断された方に加えて、慢性胃炎の患者様まで1~3割負担でピロリ菌の検査・治療が受けられるようになりました。御心配な方は是非お声かけください。

検査方法

胃カメラでピロリ菌に感染していそうに見えた方が検査対象です。尿、血液、便の検査、・呼気試験、・内視鏡を使った検査など、複数の検査方法があります。当院では、尿をつかった検査を行い、当日に検査結果が分かります。意外な結果の場合には別の方法を使って検査することがあります。

治療について

酸分泌抑制薬と2種類の抗生剤(1日2回、計10個)をのんでもらう治療です。

最近では1週間の治療で約90%の確率でピロリ菌をやっつけられるとの報告もあります。やっつけられなかった方は、更に1週間の治療を追加することをお勧めしております。

治療薬の副作用
  • 下痢、軟便
  • 発熱や腹痛を伴うひどい下痢
  • 下痢に粘液や血液が混じる
  • 味覚異常(食べ物の味がおかしい、にが味や金属のような味を感じること)
  • 肝機能異常
  • 胸やけ
  • アレルギー反応(発疹やかゆみ)
  • 発疹、かゆみ など

上記のような症状が出た場合には、薬を飲むことは中止して薬剤師や医師に連絡してください。

治療の効果判定

治療の薬を飲み終わってから4週間以上の間をあけて(薬を飲み始めて5週間以上経って)、呼気試験という方法で判断します。この検査を受けるには、当日の食事は6時間以上、飲水も1時間以上の間隔をあけることが必要です。結果が判るには1週間程度のお時間をいただいております。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは胃液が逆流しておこる食道の炎症のことを言います。食道と胃の境目が赤くただれたり、白く濁ったり、ひどくなると潰瘍をつくります。胸焼け、げっぷ、胸の痛み、のどの違和感(詰まった引っかかった感じ)、咳などの症状があり、自覚症状と胃カメラ検査などで診断をします。

逆流性食道炎

治療について

食生活などの日常生活習慣の改善とお薬による治療が基本です。

治療薬の種類

酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、粘膜保護薬、制酸薬 など

予防について

逆流性食道炎は再発しやすいといわれています。以下のことに気を付けて、予防に努めましょう。

  • 食生活に気を配りましょう。(脂肪の多いもの、香辛料やコーヒー、早食い・大食い、お休み前の食事は避けましょう)
  • 肥満や便秘の解消に努めましょう。
  • タバコはしない。
  • 過ぎた晩酌、飲酒は避けましょう。
  • ストレスをため込まないようにしましょう。(適度に休養や運動を行いましょう)